相続人となるべき者が相続以前の死亡等により相続できなかった場合、その子又は直系卑属が代わりに同一順位で相続人となることができます(民887条2項)。これを『代襲相続』といいます。相続人となるべき者の死…
「嫡出子」とは、婚姻関係にある夫婦から生まれた子をいいます。反対に、婚姻関係のない夫婦から生まれた子を「非嫡出子」といいます。届出のない事実婚(内縁)の夫婦から生まれた子は「非嫡出子」となります。…
権利の帰属主体として登記された現在の名義人を言います。…
相続は、死亡と同時に被相続人の財産は相続人に移転することになります。これを『同時存在の原則』と言います。そのため、相続人は、被相続人の死亡時に生存してなければなりません。しかし、公平な取扱いをするため…
相続人と被相続人の死亡時期の先後不明な場合、同時に死亡したものとみなされます(民32条の2)。お互いに相続人とはなりません。…
被相続人が特定の相続人に相続させないよう遺言した場合でも、配偶者・子・直系尊属には『遺留分』という財産の一定割合を取得する権利が認められています。相続は『家族の生活保障』も考慮する必要があるためです。…
戸籍の所在場所を「本籍地」と言います。明治時代において、本籍地は住所地でなければなりませんでしたが、現在においては、本籍地を日本全国好きなところへ移すことができます。…
ある一定の事由がある場合には、相続人の意思にかかわらず単純承認したものとみなされます(民921条)。 1 選択権行使前の相続財産の処分 相続人が選択権行使前に相続財産の全部又は一部を処分した場合です(…