我が家の長男(小学4年生)は
何かにつけて「惜しい」ことに定評があります。
運動会のリレーは補欠。
算数のテストは計算ミスで98点。
漢字のテストは送りがな間違いで97点。
小学1年生のときからずっとこの調子です。
悪くはない、がんばってはいます。
でも、そろそろもう少し何とかしてほしい…
と思う母心に担任の先生(安定のベテラン!)がヒントをくれました。
「彼はセルフイメージと現実との差が大きいのよねー(笑)」
なるほど、と合点がいきました。
休み時間の女子達の
「足はやいねー」「頭いいねー」の
リップサービスをすっかり真に受けてしまっているわけです。
彼の世界には「カンペキなボク」しか存在しておらず、
「改善の余地」という言葉は彼の辞書には載っていません。
小4男子に現実に気付かせる…
これはかなりの難題です。
考えてみれば、これは大人でも難しいことです。
今のままではいけないことに気付き、
現実と向き合い、
今までとは違う行動を自分に強いる。
これはたいへんにしんどい作業です。
でも、そうしなければ永遠に100点は取れず、
いつまでたってもリレーは補欠のままです。
息子に現実を突き付けつつ、
自分も現実と向き合わなければ…。
などと考えていたら、ランドセルの底から
何やらクシャクシャの紙を引っ張り出して
隠そうとしている長男。
もちろん母は見逃しません。
社会のテスト57点。
現実は厳しいです。
記:大石
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