従業員にやる気がない...。事業主の方々の悩みの種ではないでしょうか。
「仕事について満足感をもつ者の割合は長期的に低下傾向」と平成20年版の労働経済白書(労働経済の分析)では指摘しています。内閣府の調査の中で「仕事のやりがい」の項目では、1981年の31.9%から2005年には16.6%と低下しています。
8割以上の従業員がやりがいなく働いていることに、事業主の方々は危機感を感じていらっしゃいますか?
派遣労働者やパート労働者の雇用が増加し、多くの人たちが正社員になれずに将来の雇用不安を抱えています。「名ばかり管理職」として、残業代も払われず酷使されている人たちもいます。業績成果主義の賃金制度を取り入れたものの、評価基準に納得できない人もいます。
これら雇用形態の変化や賃金への不安や不満が蔓延しているからこそ、事業主の方々には従業員が「仕事のやりがい」を感じる職場づくりを目指して頂きたいと思います。
社内のルールや規律はきちんと就業規則とし、不公平感をなくして従業員が安心して働ける環境を整えているでしょうか。安心が、やる気の向上につながります。従業員に企業の理念をつたえ、意思疎通のしやすい職場環境にすることも大切でしょう。
平成20年4月より、新しく「中小企業雇用安定化奨励金」という助成金も導入されました。
パートなど有期雇用の人材を正社員に転換する制度を就業規則等に定め、実際に正社員に転換した場合に、一定の条件のもと、支給されるものです。
就業規則の見直しとともに、検討してみてはいかがでしょうか。
大澤
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