健康食品の研究熱心な尾薗です。
文部科学省は、様々な臓器の細胞に変化する新型万能細胞(iPS細胞)を集めたバンクを2012年に設置する方針を決め、2010年度の予算案の概算要求に盛り込むこととしたそうです(2009年7月4日読売新聞)。
通常、細胞は、それぞれ「役割」が決まっていて、別の組織の細胞に変化はしません。
例えば、皮膚の細胞は、培養しても皮膚の細胞にしかなりません。
iPS細胞というのは、体を構成するすべての組織や臓器に分化させるすることが可能なのだそうです。
ヒトの患者自身からiPS細胞を樹立する技術が確立されれば、拒絶反応の無い移植用の組織や臓器の作製が可能になると期待されているようです。
早ければ5年後にも心筋梗塞や目の病気などの治療で応用研究が始まるとのことで、実用化に向けて、今後の研究が期待されます。
実際に、治療に使用できるようになるまでに、まだまだ時間がかかりそうですが、新しい技術により病気に苦しむ多くの人が
救われるようになるといいですね。
(尾薗)
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