「アイカツゲーム」
私には6歳になる娘がおります。
最近、アニメやゲームなど子供向けの娯楽に触れる機会が増えてきました。
子供向けの娯楽に触れていると、子供向けビジネスの高度な戦略が垣間見れて非常に勉強になります。
例えば、「アイカツ」というアーケードゲームがあります。
アイドルを目指す女の子がオーディションに参加してダンスするという設定で、
リズムに合わせてキャラクターを操作し、点数を競うものです。
このゲームのすごいところは、「ICカード」を使っているところです。
ゲーム機に100円を入れると、洋服のイラストのICカードが1枚発行されます。
そして、このICカードをゲーム機にスキャンすると、ゲーム機のキャラクターにICカードのイラストの洋服を着せることができるのです。
さらに、過去に入手したICカードも使用して、自分好みの組み合わせのファッションでゲームすることもできます。
ICカードのファッションはゲーム内で加点され、高得点を狙えるようになります。
カード販売とゲーム利用の相互の売上を上げる練り込まれたビジネスモデルだと感服します。
また、雑誌の付録でオリジナルのICカードをつけ、雑誌の売上にもつなげています。
さらに、テレビアニメを放映し、キャラクターの個性を強調して子供たちのコーディネートの意欲をそそっています。
このように「アイカツ」は、
流行(キャラクター、ファッションの個性)
競争心(オーディションに参加)
射幸心(どんなカードがでるかわからない)
独創性(自分で考えた自分だけのファッション)
希少性(雑誌の付録しかない)
ブランド化(テレビアニメ)
などなど...
購買欲を高め、リピートする要素が盛りだくさんです。
「アイカツ」だけでなく、他でもたくさん同じようなモデルを活用しているようです。
恐るべし、子供向けビジネス!!
この多彩な仕掛けは、お客様のニーズに応えている証拠ですので、他の業界でも参考にして精進したいものです。
しかし、以前、問題となったコンプガチャ(コンプリートガチャ)のようにはならないようコンプライアンス遵守に気を付けなければなりません。
私たち専門家は、お客様にはわかりにくい専門知識を扱っている以上、積極的にお客様のニーズを発掘して、お客様にわかりやすく伝えていかなければなりません。
同時に、私たちは法律を扱い、お客様の大事な権利を預かる身でもありますので、コンプライアンス遵守は絶対です。
お客様のニーズの発掘とコンプライアンス遵守を両立して進めることが私たちの責務だと考えています。
これからも他業界から勉強させていただきつつ、責務を全うすべき精進していきたいと思います!
決して遊んでいる訳ではありません!
ちなみに、わが娘は、問題集を解いたご褒美として1回だけの約束でアイカツゲームをしたことがあります。
このとき発行されたICカードは「靴下」で、靴下一丁でオーディションに参加することとなり、半べそをかいていました。
(原田)
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再放送 毎週月曜12時から
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