娘の代わりに実母が代理出産した「孫」と、娘夫婦との間で、特別養子縁組が成立したそうです(4月22日読売新聞)。
特別養子縁組とは、養親子の間で実の親子に近い扱いをされる制度です。
以前、代理出産の子との間に実子関係を認めるよう求めた裁判では、実子関係は認められませんでした。
その際、裁判所は、特別養子縁組の活用の可能性を示していましたが、今回、晴れて実例となったのです。
現在の民法では、特別養子縁組までが限界かと思います。
しかし、ご本人たちにとっては純粋に血のつながりのある実子に間違いありません。
気持ちを考えると、最初から実子と認められるような法改正が望まれます。
原田