アメリカでは死亡債(Death Bond)なるものが注目されています。
死亡債とは、
生きている人の生命保険を投資会社が買い取り、
証券化して何千人単位に売りさばく金融商品
です。
保険加入者にとっては、
生命保険を受け取る権利を売却して、生きている間に現金をもらえる
というメリットがあります。
投資家にとっては、
低リスクで安定した収益を得られる
というメリットがあります。
サブプライムローンに代わる金融商品としてアメリカでは期待されていますが、
人が早くたくさん死ぬと儲かる
というビジネスモデルには倫理的に問題もあります。
日本では生命保険の権利譲渡を禁止する判例があるため、
現段階で導入は難しいと言えます。
しかし、アメリカで成功すると、日本でも導入が検討されるかもしれません。
今後の動向が気になるところです。
(原田)