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2013/06/06

境界線

自宅が市境にあり、マンションのベランダからは隣の市の小学校の校庭が
見下ろせます。
先日の土曜日は、運動会を開催していました。
子供たちが整列してみると、ひと学年は1~2クラスずつのようで、我が家の学区の
小学校と比べて人数が少ないなあ、と眺めていました。
ところが、校歌斉唱の際の、子供たちの歌声の大きいこと。
体中から声を出しているような低学年から上級生まで、元気いっぱいです。

それを見ていたら、自分の中学時代を思い出しました。
入学した中学校には4つの小学校から子供たちが集まり、そのうち半分くらいを私の
出身校の子供が占めていて、クラスには20人弱、一番規模の小さい学校からきた
子供たちは4人いました。
最初の音楽の授業で、出身校ごとに小学校の校歌を歌うことになったのですが、
一番大きな声で歌っていたのは、一番小さい学校から来た4人でした。人数が多い
せいかなんとなく人任せ、口パクだった子もいたような私たちと、一人一人がしっかりと
歌っていた4人が対照的だったのを覚えています。

折しも、翌日曜日にあった町内清掃。
割り当てられた道端では、大きな袋いっぱいになる程のごみが集まりました。
自分の家にごみを放置する人は少ないはずなのに、自分に責任のないテリトリーだと
思った時、ポイ捨てしたり、放置したりするのでしょう。
人任せでない、自分は関わっている、お互いにそう思えたら街のゴミは減るかもしれません。
それならもっと広い世界に対しても、関わる人数が大勢になっても、同じように一人一人が
関心を持っていることが出来たら、この世にある、たくさんの問題が解決できるのかも
しれないなあ・・・なんて考えてみた週末でした。

(飯島)

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