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2013/12/09

スタッフブログ：「アンデスの歌うネズミ」

皆さんこんにちは。

最近は冬晴れの日が続き、
朝には寒さに負けず小鳥のさえずりがチュンチュンと愛らしく響きます。
しかし、我が家でチュンチュンとさえずるのは小鳥ではありません。

デグーです。

ハムスターは今やペットとして、かなりポピュラーな地位を築いていますが、
デグーという名前を耳にしたことがある方は日本ではまだまだ少ないのではないでしょうか。

見た目はチンチラというげっ歯類をさらに小さくしたような容姿です。
グレーのハムスターと言った方がイメージし易いでしょうか。

これがとても綺麗な声で鳴くのです。別名アンデスの歌うネズミ。

性格は人懐っこく、撫でられるのが大好き。
いつもケージからこちらに向かって「ピュルルルルル」とスキンシップを求める歌を歌ってきます。
その人懐っこさ故に、野生下では人間に容易く捕まってしまうという切ない一面もあります。

手のひらの上で寝っ転がり、撫でるとお返しに毛づくろいをしてくれます。
私はそこまで手に毛が生えている方ではないとは思うのですが、
彼らの目は誤魔化せないようです。

彼らの健康状態はその自慢の歯の色で推し量ることができます。
我が家の2匹の歯は綺麗なオレンジ色です。
オレンジの歯はビタミンの証です。人間なら即歯医者へGOですが‥

そんな可愛いデグー。
日本ではようやく最近になって店頭で見かけることも増えてきました。
とはいえまだまだその飼育方法は一般的ではありません。

例えばハムスターと違い、ヒマワリの種はNG。
糖分を分解する酵素をあまり持たない彼らにとってはほとんど唯一の食べ物は草です。
我が家では業者から10kg単位で牧草を仕入れ保存しています（寝床、食用×二匹分なので、結構な消費量です）。

しかしながら、日本のペットショップでは「エサはハムスターと同じで飼いやすいです！」などと銘打っていることもしばしば。
種子類を食べると糖尿病で長生き出来なくなってしまうのに‥です。

飼育を始めるにあたり私は調べました。
ペット先進国のドイツの学者や、ブリーダーが必死に調べた研究結果を必死に調べた日本人のブリーダー達の情報を必死に調べました。
ドイツ語は‥あはは

頼りない飼い主ではありますが、これからも彼らには毎日元気に我が家に「ピュルルルルル」と朝を告げて欲しいものです。
私も彼らの歯の色を毎日気にし続けます。
小さな命を守ってあげられるのは飼い主だけなのですから。

（米良）

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