解決策がわからないのではない。
問題がわかっていないのだ。
/ギルバート・ケイス・チェスタトン氏
イギリスの作家・批評家のギルバート・ケイス・チェスタトンのことばです。
問題を解決できずに頭を悩ます際、
解決策に集中するあまり、
どうしても方法論に終始し、
本来の目的を見失ってしまうことがあります。
本来の目的を見失っている限り、
解決した気になることはできても、
解決することはまずありません。
行き詰まったときこそ「本来の目的」を見つめ直すチャンスです。
見つめ直せば、「障害となっている問題」が何かが見えてきます。
そして、問題が何かがわかれば、問題と向き合うことができ、
解決策を講じることができるようになります。
例えば、クレーム対策を講ずる場合を考えてみましょう。
この場合、
「特定のクレーム原因の撲滅」
が本来の目的です。
「原因」が見えてなければ、
いくら対策を打ってもクレームは再発してしまいます。
クレーム原因の撲滅を見つめ直して、
「原因」を明確にすれば、
おのずとやるべきことが見えてきます。
目的を見失っているかどうかは自分ではわからないものです。
しかし、少なくとも行き詰った時は目的を見失っている時と考え、
壁にぶつかった際には必ず目的を見つめ直す習慣を持ちましょう。
目的を見失っていなくても、
目的を再確認することで大きく視野が広がり、
飛躍的に先に進めることもあります。
このときの爽快感はたまりません。
行き詰った時は飛躍的に先に進むチャンスととらえて、
積極的に目的を見つめ直していきましょう!
(原田)