「ビジョナリーカンパニー2飛躍の法則/ジム・コリンズ(著)」
「ビジョナリー・カンパニー」は、
経営学者であるジムコリンズ氏が、
実在の企業の膨大なデータから導き出した経営の法則を示した作品です。
本書は全4冊あるうち2作目で、
優良企業の中の「偉大な企業」を分析して
成功法則をまとめています。
ビジョナリーカンパニー2で言う「偉大な企業」とは、
簡単に言うと「永続して成功している企業」です。
「偉大な企業」に共通する成功法則は非常に説得力のあるもので衝撃的でした。
要約すると以下のとおりです。
1.経営者は個人の名誉や資産ではなく、将来の会社の成功のみを考えている。
2.適切な人材を集め、不適切な人材には去ってもらい、その後に目標を決定している。
3.厳しい問題を直視して忍耐深く解決に取り組み、決して勝利への確信を失わない。
4.自分たちが力を発揮できる事業に集中して戦略をたてている。
(自分たちの強みであり、財務指標を理解して、情熱を持てる事業)
5.自分たちが力を発揮できる事業に集中すべく規律ある文化を社内に作り出している。
どんな企業でもすべて絶対不可欠なことですので、本当に勉強になります。
特に「2」については、
社会保険労務士として、社長の皆様から悩みとしてよく伺う部分であり、
私自身経営者として悩んでいる部分です。
すぐにでも実践していきたいと思います。
「偉大な企業」は、
あくまでも業績悪化によるリストラはしないが、
会社の方向性や業務に合わない人材については容赦なく対処しているそうです。
にもかかわらず、意外にもES(従業員満足度)も高いそうです。
「厳格であって冷酷でない。」
これがキーポイントですね。
実践して結果を出し、社長の皆様の力になっていきたいと思います!
(原田)