消費税法が改正され、4月から消費税が上がりました。
家計を直撃する増税にやれやれという方も沢山いらっしゃることでしょう。
消費税が導入されたのは1989年のことです。懐かしいですね。
消費税導入以前は、「物品税」という税金が存在していました。
これは、いわゆる贅沢品とされるもの(宝石、車など)に対してのみ
税金を納める形になっており、生活必需品が非課税であった点が特徴的です。
生活に余裕のある高所得者の税負担が重いことから、
「一億総中流化」という表現をされたりしていました。
さて、今回の消費税法改正による変更点は...
1 消費税収入の使途明確化
2 消費税率の引き上げ
3 特定新規設立法人に係る事業者免税点制度につき、不適用制度の創設
4 任意の中間申告制度の創設
5 税率引上げに伴う経過措置を設ける
以上5点となっています。
今回の増税は、段階的に引き上げられることが決まっています。
具体的には、
平成26年4月1日から8%
↓
平成27年10月1日から10%
となります。
...う?ん、一気に引き上げられるよりはマシと捉えるべきなんでしょうか。
上記「5 税率引上げに伴う経過措置」というのは、
規定の項目につき、8%への引き上げ後も
改正前の5%が適用されるというものです。
(8%→10%への税率引き上げ時における経過措置については、現時点では未確定)
経過措置が適用されるものの一例としては、
・旅客運賃等
・公共料金等
・請負工事等
・資産の貸付
・指定役務の提供
・予約販売に係る書籍等
・通信販売
などがあります。
これって消費税5%?それとも8%?とならないように、
個別に規定が設けられているわけですね。
海外に目を向けてみますと、ヨーロッパ諸国でよく見られる
「付加価値税」というものが日本で言うところの消費税にあたります。
例えばデンマークではなんと25%もの高い税率です。
しかし興味深いのは、それだけの税金を納めていながら、
生活の満足度調査は堂々の世界一位。
デンマークは、教育及び男女共同参画の仕組みや
保障制度がいずれも充実している国ですが、
そのようなことと生活の満足度が結びついているようです。
税金が高い=暮らしにくい、ではないということですね。
日本も、増税と共に国民の幸福度が上がるようになって欲しいと願うばかりです。
参考:国税庁HP
(大竹)
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