消費税増税前に住宅購入・建築を考えている方も多いと思います。
住宅関連の税金としては、消費税の他に固定資産税が長期間にわたって課税されます。
そこで、建築の仕方や建築時期を調整して固定資産税を節税する方法をご紹介します。
【二世帯住宅建築で固定資産税節税】
例えば、敷地面積が400ヘーホーメートルの土地に住宅を建築する場合、
一世帯の住宅を建築すると小規模住宅用地の特例により200ヘーホーメートルまでの
土地課税価格が1/6となります。
一世帯だと200ヘーホーメートルですが、
二世帯住宅だと400ヘーホーメートルまでの土地課税価格が1/6となります。
なんと一世帯分200ヘーホーメートルの固定資産税が83%引きになるのです。
これが、建物取り壊しまで何十年も続くのですから
二世帯住宅を建築すると多額の節税になります。
注意点としては、それぞれの住居部分が壁や天井などによって
他の住宅部分と完全に分断されており、
一棟の住宅において他の独立した住宅部分を通過することなく
外部と出入りできる等の制限があります。
親子別のミニマンション建築のイメージです。
【建築完成時期を調整して固定資産税節税】
固定資産税の課税基準日は1月1日です。
宅地を先に購入して建物を建築する場合には建物完成を
1月1日以降にした方が1年分の固定資産税が課税されないので得でしょうか。
例として、200ヘーホーメートルで3,000万円の宅地と、床面積120ヘーホーメートルで2,000万円の建物の場合でご説明します。
【1月1日以降に完成した場合】
土地:3,000万円×1.4%(固定資産税率)=42万円
建物:未完成(翌年から課税)
【1月1日以前に完成した場合】
土地:3,000万円×1/6×1.4%= 7万円
建物:2,000万円×1.4%×1/2=14万円 合計21万円
このように、住宅が建築されると小規模住宅用地の特例により
土地の課税価格が1/6となります。
建物は新築住宅の減額措置により3年間1/2減税されますので
合計しても年内に完成させた方が得となります。
住宅建築予定の方は完成時期も考慮に入れてご検討ください。
(松本)
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