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2015/01/08

スタッフブログ:「甘く見てはいけない子供の脱水症状」

今月、小3の息子が急性胃腸炎にかかってしまいました。
発熱も下痢もなく、吐き気と嘔吐のみだったため、
小児科医としてはまだ軽いほうだという見解でした。

ところが初めて吐いた日から4日後、
食事はもちろん水分さえも吐いて体が受け付けない状態となってしまい、
救急外来で訪れた川口の病院で、即入院となってしまいました。

この時期、ノロやロタなどのウイルスによる胃腸炎が流行しますが、
実際にはさまざまなタイプの胃腸炎があるようで、
うちの息子は急性胃腸炎だとしか伝えられませんでした。

最初の小児科では、程度はまだ軽いと思われたらしく、
「水分があまり摂れていない」と伝えても、
「もう赤ちゃんではないんだから、脱水のことはあまり気にしなくて大丈夫だと思いますよ。」
と言われました。この時点で、脱水症状に対し、かなり認識が甘くなってしまっていたと思います。

小児科の休みの関係で、やむなく違う小児科を受診した時には、
かなり脱水症状も進行してしまっていました。
すぐに点滴して戴きましたが一向に改善せず、相変わらず口から水分を摂っても
数時間後には吐く...という状態が続きました。
熱も下痢の症状もありませんでしたが、思い切って大きな病院に行っていなかったら...
と考えると、ぞっとする思いです。

今回学んだ事は、小学生でもたった数日の間に、ひどい脱水症状が進んでしまうということ、
また熱や下痢などの症状がなく、ぐったりしていなかったとしても、
口から水分を摂れなければ最悪入院となってしまう、という点でした。
症状がまだ軽いと言われても、子供が吐きはじめたら必ず受診し、
水分摂取量に気を配る事が大切と痛感しました。

本人にとっては、空腹感があっても食べる事ができず、辛い体験だったようです。
ただ、たった数日間の入院だったのにも関わらず、担任の先生が面会に来て、
クラスのみんなの手紙の手紙を届けて下さいました。本当に嬉しかったです。

(清水)

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