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はらだ事務所通信バックナンバー

はらだ事務所通信

心に残る判例特集
2009/05/15 vol.40

こんにちは。メルマガ担当の尾薗です。
日差しがずいぶん強くなりましたね。5月は紫外線の強い時期です。お出かけの際は、
しっかり紫外線対策もしましょう。
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■□■□■ INDEX ■□■□■
□ 注目の記事
? スペイン風邪 ?
□ お客様の声
?お客様からのメッセージをご紹介致します?
□ 連載
?心に残った判例(第1回)?
□今日の一言
?心に響く一言をご紹介致します?
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◆注目の記事◆

?スペイン風邪?
 
ブタからの感染によって始まった新型インフルエンザが、最近世界中で猛威をふるっ
ています。メキシコにおいて発生しており、現地では1000人以上の感染と60人以上
の死者がでていると報じられています。また、メキシコ以外にも感染が広がっており、
日本でも数人の感染が確認されており、感染の予防と、水際でいかに食い止めるかの
対策が練られています。現在、日本では死者は出ていませんが、今から90年ほど前に
流行したスペイン風邪では、日本でも多くの被害者が出ました。
  
スペイン風邪とは、1918年から翌1919年にかけて、全世界に流行したインフルエンザ
のことで、当時感染者は6億人、死者は5000万人に及びました。当時の世界の人口が
18億人であったと言われているため全人類の3割がこの風邪に感染したことになって
います。
日本でも当時の人口5500万人に対して39万人が死亡したといわれており、猛威をふ
るっていました。
 
この風邪は、まず米国シカゴ付近で流行し、その後当時行われていた、第一次世界大
戦による米軍のヨーロッパ進軍によって、ヨーロッパで流行し、更に病原体が強まり
重症な合併症を引き起こして死者が急増しました。

この風邪の名称の由来は、スペイン王室での流行が大きく報じられたことから名付け
られたと言われています。

医学の発達した現在では、これほど多くの死者が出ることはないかもしれませんが、
有効な予防手段が確立していない現在の状況では、これ以上感染が拡大しないように、
我々も状況をニュースなどで確認し予防に努めていきましょう。

(大石)

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◆お客様の声◆
抵当権抹消登記の書類作成のみのプランをご依頼頂いたお客様からのメッセージをご
紹介いたします。

「依頼内容を変更したのにもかかわらず、迅速に対応していただきありがとうござい
ました。捺印箇所にも印つけていただき、私の方の処理も簡易に済みました。」

当初は、申請手続も含めてご依頼頂いていたのですが、申請書作成のみのプランへの
切り替えをご依頼頂きました。当事務所で申請書を作成し、ご本人様にご捺印頂いた
上、法務局への申請を行って頂いております。ご捺印頂く箇所が複数ございますので、
書類をお送りする際に、捺印の必要箇所をお知らせしています。「処理も簡易に済みま
した」とのメッセージを頂けて、嬉しく思います。

(尾薗)

「お客様の声」はこちらから

⇒ http://www.h-firm.com/voice/

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◆連載◆

?私の心に残る判例(第1回)?

今回から3週間、3回に分けて、私の心に残る裁判例をご紹介していきたいと思いま
す。
まず、今回は、昭和48年4月4日に最高裁判所で出された、法令違憲判決をご紹介
いたします。
「法令違憲判決」とは、ある事件において、その事件で適用しようとする法律が憲法
の規定に違反していると裁判所が判断するものです。そして、憲法違反と判断された
法律は、その裁判では適用されないことになります。裁判所の判断によって、その法
律がすぐに無くなるわけではありませんが、憲法違反という判断を受けた法律は、後
に、国会で廃止の決議がなされます。

今回ご紹介する事件で問題となった法律は、当時の刑法の200条です。これは、尊
属殺人罪について規定されていたものです。尊属殺人とは、親や祖父母等を殺してし
まうことで、当時の刑法では、死刑又は無期懲役が科されていましたおり、執行猶予
も認められないなど、他の殺人罪と比べて重い刑になっていました。

そのような規定が存在する中で、悲劇的な事件が起きてしまいました。その事件の被
告人は、中学二年生のとき、実父に姦淫され、以後十年以上夫婦同様の生活を強いら
れてしまい、数人の子供も生みました。そして、職場で、結婚の機会にめぐりあった
ときも、実父は、あくまでも被告人を自分の支配下に置いておきたいと思い、十日あ
まり、被告人に対し脅迫虐待を行いました。被告人は、この忌まわしい境遇から逃れ
ようとして、実父を絞殺し、警察に自首をしました。

先程も述べましたように、この罪では、どんな事情があっても、執行猶予をつける事
ができず、常に実刑判決となってしまいます。今回の事件においても同様です。では、
そのような結論が正しいのでしょうか。

旧刑法200条の規定は、普通の殺人罪と比べて刑があまりにも重いのではないか、
という議論が長いこと行われてきました。殺してしまった対象によって刑の重さに差
がありすぎることは、憲法が規定している「法の下の平等」に反していないのであろ
うか、という問題が重要な論点となっていたのです。

今回のケースでは、最高裁判所は、旧刑法200条の規定は憲法の法の下の平等の要
請に反しているとし、旧刑法200条は無効だとの判決を下しました。この結果、旧
刑法はこの事件に適用されないことになり、被告人は執行猶予を与えられることにな
りました。
一人の女性を、憲法が救ったのです。一人の女性のために、一つの法律の規定が無く
なったのです。

今回ご紹介した判例は、憲法や法律のあるべき姿を見せてくれた判例だと私自身は感
じており、私の最も好きな判例です。
次週も一つ、私の心に残る裁判所の判例をご紹介いたします。楽しみにしてくださ
い!!                      

(長久保)

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◆今日の一言◆

アメリカの生物学者で、環境問題の啓蒙活動に取り組んだレイチェル・カーソンのことば
をご紹介いたします。

「自然界の保全について、われわれが慎重を欠いていた事を未来の世代はけっして許さぬ
だろう。」(レイチェル・カーソン「沈黙の春」より)

「エコ」という言葉もすっかり馴染みのある言葉となり、多くの人が、環境問題を意識す
るようになりました。未来のためにも、今を生きる私達は、できることをしなくてはいけ
ないですよね。
今日から、エコポイントが実施されます。夏が近づき、エアコンを購入される方もいらっ
しゃると思います。購入の際には、エコポイントのつく、省エネ効果の高いものを選ばれ
てはいかがでしょうか。
エコポイントについては、ブログにも掲載していますので、ご一読下さい!
→ http://www.h-firm.com/blog/topics/2009/05/topics000341.html

「沈黙の春」(レイチェル・カーソン著)は、環境問題の中でも、特に、DDT(農薬)に
ついて警鐘を鳴らしたものです。これをきっかけに、環境保護運動が世界的に広がったと
も言われています。日本語でも出版されていますし、英文では、高校生の英語のテキスト
にも、一部使用されています。ご興味のある方は、ご一読されてはいかがでしょうか。

(尾薗)

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◆Q&Aはこちらから◆

よくあるご質問をご紹介し、お答えしています。
⇒ http://www.h-firm.com/faq/

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◆お役立ち用語集はこちらから◆

身近な法律用語について解説しております。
⇒ http://www.h-firm.com/glossary/

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