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はらだ事務所通信

不動産物権変動特集
2009/06/05　vol.43

こんにちは。メルマガ担当の尾薗です。
６月になりました。早いもので、２００９年も折り返し地点になろうとしています。
これから梅雨の季節となり、暑くなってきますが、夏バテしないよう、今から健康管
理には気をつけたいものです。
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□ 注目の記事
? 刑務所でこんな問題が ?
□ お客様の声
?お客様からのメッセージをご紹介致します?
□ 連載
?不動産物権変動（第１回）?
□今日の一言
?心に響く一言をご紹介致します?
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◆注目の記事◆
? 刑務所でこんな問題が ?

昨年から続く不景気ですが、刑務所においてもその影響が出てきているようです。

懲役刑を受けた受刑者には刑法で定められた刑務作業が科されます。その作業は、刑
務所内で着る衣服の製造や農作業を除き、約9割を民間から受注しているのですが、
その作業が、不況のために、十分に供給されなくなっているようです。

大阪刑務所の受刑者は約2300人いますが、その仕事内容は、自動車部品の組み立てや
鉄骨部材の加工、縫製などの作業に従事しています。昨年夏までは、金属など原材料
価格の高騰で、家電製品やパソコンの分解・仕分けなどの作業が断るほどあったそう
です。しかし、今年に入ってからは、事態が一変し、3月には、金属加工の発注元の建
築資材会社が倒産、去年4月に78社あった発注元は、3月末までに6社減り、4月に
は140人分の仕事が足りずに、発注元に仕事を増やしてもらうように頼んでいるとい
う状況のようです。

同刑務所によると、バブル景気崩壊後の1993年頃でも、業者に声をかければ仕事があ
ったのに、現在は10社回っても仕事が取れないといったことが多いようです。そのた
め、作業内容も変わり、小物の袋詰めや、紙を折って作る紙袋の生産などの作業が増
えたとのことです。

東京の府中刑務所や名古屋刑務所など、他の刑務所でも同じような状況とのことです。
木工や加工など職業知識として役立つ仕事が減り、出所後の就職活動などにも影響す
るといった問題も起きているとのことです。

日常生活の中でも、不況を感じる場面は多くありますよね。
景気の早期回復を望みたいものです。

（大石）

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◆お客様の声◆

抵当権抹消登記の書類作成をご依頼頂いた方からのメッセージをご紹介致します。

「この度は書類作成でお世話になりました。迅速、丁寧な対応を頂き、安心して依頼
できました。これまでこのような作業は高額な報酬が当たり前と思っていましたが、
書類作成のみのサービスという私の住んでいる所ではあまり見かけない依頼形式がと
ても安価で魅力的でした。受け取った書類一式を見てもスタッフの方の親切な心づか
いが感じられました。何かのときは、またはらだ先生にお願いしたいと思います。」

（行田市 Ｍ様）

メッセージありがとうございます。
サービスの内容・費用ともに、「魅力的」とメッセージを頂け、嬉しく思います。
お客様が手続を申し込まれる際、サービスの内容と価格のバランスを考えて、お申込
みになられる方が多いと思います。こういったメッセージを頂けると、とても嬉しく
思いますし、この仕事をしていてよかったなと思います。
ありがとうございました。

（尾薗）

「お客様の声」はこちらから

⇒ http://www.h-firm.com/voice/

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◆連載◆

?不動産物権変動（第１回）?

今回から３回にわたり、私たち司法書士事務所の業務のひとつである「登記」に関わる、
不動産物権変動についてご説明していきたいと思います。

「物権変動」というと、一体どんなことなのだろうと思う方も多いかと思います。
物権変動とは、物権（物に対する権利。たとえば所有権）が発生したり、移転したり、消
滅したりすることを言います。
具体的には、土地の売買のケースですと、売主が土地に対して持っていた所有権が、買主
に移ることになります。この、売主から買主に所有権が移ることを物権変動と言います。

物権変動は、不動産以外のもの（たとえばパソコンや書籍）でもおこりますが、今回の連
載では、物権変動のうち、不動産の所有権についてご説明していきたいと思います。

【物権変動の効力発生】
物権変動は、当事者の意思表示によって効力が発生します。
つまり、売主の「この土地を売ります」という意思表示と、買主の「その土地を買います」
という意思表示が合致することによって物権変動（所有権の移転）がおこります。

【物権変動と対抗要件】
では、売主のＡさんが、ＢさんとＣさん２名に、同じ土地を「売ります」と意思表示をし、
ＢさんもＣさんも「買います」と意思表示をした場合は、ＢさんとＣさんどちらが所有者
となるのでしょうか。

こういったケースで重要なのが、「対抗要件」というものです。「対抗要件」とは、第三者
に対して、自分の権利を主張できる条件のことです。

不動産の場合には、登記をしていることが対抗要件となります。
先のケースでは、ＢさんがＣさんに「自分が所有者だ」と主張するためには、自分が所有
者であることの登記をする必要があります。ＣさんがＢさんに所有権を主張するときも同
様です。

つまり、ＢさんＣさんいずれか、登記をするのが早かった方が所有者となることができま
す。

不動産の登記手続は、私達の業務のひとつです。上記ケースですと、売買により、買主が
所有者になったことを、登記する手続を行います。登記は、「対抗要件」となるものですの
で、正確・迅速に手続を行うことが必須です。その責任の重さを受け止め、業務を行って
います。

今回は、物権変動と典型的な対抗要件の問題についてご説明いたしました。
次回は、さまざまな対抗要件の問題についてご説明したいと思います。

（相川）
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◆今日の一言◆

私の元気の出る言葉、ヘレン・ケラーの言葉をご紹介致します。

「世界は苦難に満ちている。また、それを乗り越えることにも満ちている。」

苦難を乗り越え、身体障害者の教育・福祉に尽力したヘレン・ケラーの言葉です。
多くの苦難を抱えたであろう彼女のこの言葉には、大変勇気付けられます。
彼女自身、苦難に満ちた人生で、それを乗り越えてきたからこそ言える言葉かもしれませ
ん。「乗り越えることにも満ちている」という言葉は、希望に溢れ、励ましの言葉のように
感じます。

苦しいときでも、希望を持って乗り越えていきたいものですね。

（尾薗）

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◆Ｑ＆Ａはこちらから◆

よくあるご質問をご紹介し、お答えしています。
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