来年1月5日に予定されている株券の電子化まで5ヶ月を切りました。(8月18日 日経新聞)
株券電子化では、約3800億株ある上場企業の株券についての紙の券面をやめ、電子データに一斉に切り替えます。データは証券保管振替機構(ほふり)が管理しており、金融庁と日本証券業協会などが協力して現在準備をしています。
株券電子化により、現在流通している紙の株券は無効になります。株券を証券会社に預けている株主はそのまま電子化されるため何もする必要はないですが、自宅や貸金庫で株券を保管する株主は、ほふりに預託する手続きが必要になります。電子化後の株券は、そのままでは売買できなくなる上、他人名義の場合は勝手に売却される恐れもあります。
個人株主でよくあるのが、「親から相続したが遺品の中に株券がそのままになっている」「昔自分で購入したが、どこかにしまってそのまま忘れている」といったことです。また、引っ越しなどで株券に記載された住所と現住所が異なっていると、株主総会の通知も届きません。この機会にタンスや押し入れ、机の引き出しなどをチェックしてみることをおすすめします。
冨田
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