不況が続くなか、雇用確保のため、ワークシェアリングの議論が急浮上しています。
ワークシェアリングとは、1人あたりの労働時間を短縮して、より多くの人に仕事の
機会を与え、失業者を減らそうとする制度を言います。文字通り、仕事(ワーク)を
分け合う(シェアリング)ということです。
ワークシェアリングは、欧米では進んで取り組まれています。特にオランダでは、ワ
ークシェアリングの導入により、1980年代には12%もあった失業率が、現在で
はわずか1?2%になりました。
日本でも、雇用情勢悪化を防止するため、厚生労働省、経団連、連合がワークシェア
リングの具体的な検討に入ったと報じられています。
しかし、経営者側は「生産性の低下」、労働者側は「賃金の低下」が問題視されるため、
実現へのハードルは高いと言われています。
ワークシェアリングを、制度として一律に導入するのは不可能かと思います。高齢者
のみを対象にしたり、業務内容によって導入したり、各企業の環境に応じて、柔軟に
段階を踏んで導入していくのが現実的だと思います。
当事務所でも、パート社員の方々に対しては、ご自身のご都合に合わせた就業時間を
設定できるようにしております。
柔軟な雇用環境をつくることで、楽しくやりがいをもって業務に集中できると考えて
いるからです。
当事務所では、労働環境づくりについてのご相談も承っております。自らの経験を活
かし、経営者側・労働者側の双方の視点で、皆様のお力になりますので、お困りの際
には、お声掛けいただければと思います。
(原田)
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