時間の使い方の最も下手なものが、まずその短さについて苦情をいう。
/ラ・ブリューエール氏
フランスの思想家ラ・ブリューエール氏の
非常に耳の痛いことばです。
あれもこれもと忙しくなって、思わず声に出てしまうのが、
「時間がない...」
の一言。
自分の分身が欲しいと思うことはありませんか?
私は少なくとも1日1回はそう思うことがあります。
しかし、どうやっても物理的に1日24時間を増やすことはできません。
1日24時間という枠内で24時間以上の効果を出せるよう工夫するかしかありません。
私はそのために2つのことが必要と考えています。
1つは、当たり前ですが、「自分のパフォーマンスを上げること」です。
ヴォーヴナルグ氏のことば
「時間の価値を知らない者は、
生まれながらに栄光に向いていない。」
100年残るビジネスモデル
「タイムマネジメントその2」
で紹介しましたとおり、
1.タイムプレッシャーで集中力をあげ、
2.「考えるもの」と「考えなくていいもの」の組み立てで最善策の試行錯誤すること
が、目の前の課題を短期間で解消するとともに
自分の成長の速度を上げるポイントです。
是非試してみて下さい!
そして、24時間をフル活用するために必要なもう1つは、
「仲間の協力」
です。
どうしても、自分の得意・不得意の分野はあるものです。
自分の不得意分野は1人で悩んでも、
先に進まず、時間ばかりが過ぎていくことがあります。
そんなときに、仲間から教えやフォローをいただくと
大きく前進することができます。
場合によっては、
すべてお任せすることで活用できることもあります。
「そんなの今度は仲間の時間を奪ってしまうじゃないか!」
と思われるかもしれません。
しかし、そこで
「やっぱりいいです」「申し訳ない」「ありがとう」
で終わるのではなく、
自分の得意分野で協力してお礼をしましょう。
お互いに得意分野で協力し合えば、
自分と相手のトータルで大きな効果を得ることができ、
お互いの時間を効果的に活用していることになります。
組織で言うと、まさに「役割分担」です。
自分の強い部分を集中的に担当すれば、
単純に(人数)×(時間)では達成できない大きな目標も
簡単に達成することができます。
自分のため、仲間のため、自分の得意分野をフル活用していくことが大きな力になるのです。
そのためにも、自分1人ではなく、仲間全員をひとつとして見る目線が必要です。
目線を高くして、自分の得意分野に集中し、
1人では味わえない大きな達成感を皆で共有して盛り上がりましょう!!
(原田)