実際には融資しないにも関わらず、融資する旨の文書等を送付するなどして、融資を申し込んできた者に対し、保証金等を名目に現金を振り込ませるものです。たとえば、「病気等で仕事が出来ず返済が滞った場合に備えて、あらかじめ保証料を納めてください。完済後にお返しします。」といったもので、「貸します詐欺」とも呼ばれています。
「低金利で融資」「借金の一本化」「即日融資」などの融資に関する雑誌広告や投込みチラシ、突然送られてくるダイレクトメールや携帯・パソコンメール等の融資話には安易に応えないようにしましょう。騙そうとする人は、低金利で誰にでも高額融資するようなことを言っておき、融資の申し込みがあると、「登録料が必要です。融資のときに返還しますので振り込んで下さい」、「ブラック情報を一時的に解除するため○○万円必要です」等と言い、融資をする前に様々な名目でお金を振り込ませようとしてきます。
又、それを信じて振り込んだ人から、書類に不備があるなどと理由をつけて、さらにお金を騙し取るという場合もあります。融資を受ける場合は、融資前にさまざまな口実でお金を振り込ませようとする業者からは借りないようにするのが安全です。
実在する金融機関や貸金業者のようなふりをして騙そうとすることもあります。聞いたことがある業者だったとしても、ダイレクトメール等に記載されている電話番号が、自身で調べた正規の業者の電話番号と一致しているかどうかを調べるようにしましょう。
なお、多重債務などで困った場合には、「低金利で借金一本化」等の言葉に惑わされず、専門家(司法書士、弁護士など)に債務整理について相談するのが良いでしょう。当事務所でも、債務整理のご相談を承っています。