お金がないと、会社を続けることはできません。
お金の流れを「キャッシュフロー」と言います。
キャッシュフローがうまくいかないと、利益が出ているのに現金が不足し、経営が悪化してしまいます。
たとえば、100万円の仕事を受注し、経費が30万円かかるとします。
報酬は業務完了して1か月後に支払う約束で、業務完了するまでに2か月かかるとすると、以下の図のとおり3ヶ月間、手元の現金は30万円マイナスのままです。
この場合、計算上はあくまでも70万円の利益がでていることになります。
つまり、利益が70万円出ている状態なのに、30万円マイナスの状態で3ヶ月間頑張って経営しなければならないのです。
利益がいくら出ていても、このような状態が続いたり、重なったりすると、先立つお金がなくなり、会社は存続できなくなります。俗に言う「黒字倒産」です。まさに「勘定合って銭足らず」となってしまいますので、キャッシュフローの意識は強く持たなければなりません。